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JTC ブログ 翻訳発注時のヒント 2026.08.28

「なぜ1社だけそんなに安いのか?」
格安翻訳業者のワナと3つの不安

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皆さまこんにちは、営業企画部のIです。

「海外の取引先と交わす契約書を、翻訳が必要になった…」
「海外企業と打合せをすることになったから、製品資料を英訳したい!」

ビジネスのグローバル化が進む中、翻訳の外部発注を任される担当者様は増えています。
しかし、いざ翻訳会社3社に相見積もりを取ってみたら、
「A社とB社は50万円前後なのに、C社だけ…25万円!?」

このような見積書が出てきたら、どのように考えますか?
コストを抑えたい立場としては「半額以下の業者を見つけた!」と、
思わず飛びつきたくなる方もいらっしゃるかもしれません。

いえいえ、ちょっとお待ちください!
世の中に「安くておいしい牛丼」はあっても、「安くて完璧なビジネス翻訳」は存在しません。
格安料金には、「削ってはいけない致命的なコスト」が隠れているかもしれないのです。

安易に最安値の会社を選んでしまうと、納品物のクオリティが低くて使い物にならないばかりでなく、
以下にご紹介するような不安要素が潜んでいるかもしれません。

この記事では、格安の見積りに潜む具体的なリスクと、失敗しないための見極めポイントを、
翻訳会社の視点から分かりやすく解説します。

 格安の翻訳会社に潜む3つの重大なリスク

翻訳料金が相場よりも大幅に安い場合、
品質や運用体制に関する3つの不安要素
が潜んでいるかもしれません。

① 「チェッカー(校正者)」不在によるミスの連発
通常の翻訳会社では、翻訳を行う「翻訳者」とは別に、訳文に間違いがないかを検証する「チェッカー(校正者)」という別のプロを立てて、基本的に「2名体制でのチェック」を必ず行います。

 しかし、冒頭のケースなどではこのチェッカーの費用を削ることで、破格の安さを実現しようとしている可能性があります。

人間が作業する以上、翻訳者1人だけの作業では
「数字の間違い」「重要な文章の訳抜け」「用語の表記揺れ」といったミスを100%防ぎきることはできません。

チェックを経ずに、契約書の金額間違いや、製品マニュアルの寸法・仕様違い等があった場合には、顧客の信用を失いかねません。
結果的に、見積もりの差額を遥かに超える、トラブルへつながることも考えられます。

②AI翻訳(機械翻訳)に丸投げでチェックなし
最近では、案件によりAIを活用して翻訳するケースもあります。
しかし、安すぎる見積もりの背景には、AIへの「丸投げでチェックなし」というリスクが隠れています。

現在のAI翻訳は高精度になりましたが、文脈を捉えていなかったり、専門用語の誤訳があったりと、
AI出力のままビジネスで使うことにはリスクがあります。

本来であれば、AIが訳した文章を人間のプロ翻訳者が修正する「MTPE(機械翻訳ポストエディット)」という工程が必要ですが、
格安業者はこの費用を丸ごと削っている可能性があります。

人間による確認が一切ない、AIに丸投げされた訳文は、単に言葉が置き換わっているだけで日本語(または外国語)として破綻していることが多く、チェックなしでビジネスに利用することは、おすすめできません。

③ セキュリティ(情報漏洩)対策の脆弱さ
翻訳を依頼する文書には、企業の機密情報や個人情報、未公開の製品データなどが含まれることがあります。
格安の翻訳会社の中には、こうした情報の管理体制が十分でないケースも考えられます。

本来、翻訳会社は、お客様から受領した原稿を、適切に管理する必要があります。
具体的には、翻訳者との、データ授受や保管方法など、情報の取扱いには細心の注意が求められます。

しかし、コスト削減の名目で社員や翻訳者への情報セキュリティ教育が十分行われていない場合、
大切な情報がセキュリティリスクにさらされてしまう可能性もあるでしょう。

お客様の立場としては、情報セキュリティ対策が整っている業者へ依頼したいですよね。

 安すぎる翻訳会社を回避!見積もり時に確認したい3つのポイント

3社の相見積もりの中で、価格の安さに惑わされず
「信頼できる適正価格の会社」
を見極めるためには
、発注前に以下の3点を確認することをおすすめします。

① 「翻訳者とは別の校正者による『校正・チェック』は含まれていますか?」
「翻訳のみ」のプランや、AIを活用する場合には、AIへの丸投げになっていないか注意が必要です。
別の人間による検証や、先述した「MTPE(プロによるAI訳の修正)」が含まれているかを明確にしてもらいましょう。

② 「機密保持契約(NDA)の締結や、セキュリティ体制はどのようになっていますか?」
信頼できる会社であれば、発注前であってもNDAの締結に快く応じます。
また、情報処理推進機構(IPA)の「情報セキュリティ10大脅威」でも不適切なデータ管理による情報漏えいが指摘されている通り、AI翻訳を使う場合でもデータが外部に学習されない「商用・有料版のセキュアなシステム」を使用しているかどうかの確認は必須です。

(参照: 独立行政法人 情報処理推進機構 情報セキュリティ10大脅威 2026 より)

③ 「過去に同業界・同分野の翻訳実績はありますか?」
過去の具体的な対応実績や、どのようなバックグラウンドを持つ翻訳者がチームにアサインされるのかを、担当者へ質問してみましょう。

 翻訳コストは「品質」と「安心」の対価

翻訳のコストは、単に文字を別の言語に置き換えるだけの作業費ではありません。
誤訳や表現の違和感をなくすための「プロの技術料」であり、ミスや情報漏洩を未然に防ぐための「品質管理・セキュリティ費(安心代)」も含まれている、と捉えるのが妥当でしょう。
信頼できる翻訳会社は、社員教育を含むセキュリティ対策を徹底しています。

見積り価格に業者間で差が出るのは自然なことですが、極端に安い場合は、先に挙げたような品質管理やセキュリティ対策の一部が省かれている可能性があります。


目先のコストカットを優先した結果、低品質な翻訳が届き、結局他社に二重の費用を払ってゼロからやり直すことになった事例は、後を絶ちません。

「提示された金額で、自社が求める品質、安全性が考慮されているのか」を冷静に見極めることが、翻訳プロジェクトを成功させる一番の近道です。

ぜひ、安心して依頼のできる翻訳会社を見つけてくださいね。

 おわりに

いかがでしたでしょうか?

確かに安さは魅力です。
しかし、それは最も重要な要素(チェック、セキュリティ、品質など)を備えていることが前提ですよね。
価格だけでなく、その内容まで見極めて翻訳会社を選びましょう。

日本翻訳センターでは、企業・団体の皆様に向けて、多くの外国語版、多言語版の資料の作成をお手伝いしてまいりました。

商品(サービス)資料、研修資料、Webサイト、チラシ、広告など、幅広く対応しています。

自社の魅力を多言語化して、世界にアピールしたい、そんなお客様は是非日本翻訳センターまでお気軽にご連絡ください。

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おわり

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