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    ~異文化理解に向けて多くの視点で考える~
JTC ブログ 2021.06.11

海外とビジネスをする時のヒント②
~異文化理解に向けて多くの視点で考える~

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皆さまこんにちは、日本翻訳センターK.A.です。

このブログコーナーは、私たち(翻訳者の方々および社員)が、
日頃から触れている翻訳やその他業務を通じて感じることを、
海外とのビジネスや交流に関して、そのヒントにしていただければ、と思い発信をしていきます。
お気軽にお読みください。

今回も「海外とビジネスをする時のヒント」をご提供していきます。
(前回分「そんな日本的なマネジメントではだめだ、その声への対応は?」はこちら

私は以前、米国とインドネシアとタイに駐在する機会がありました。
そこでの失敗談や経験談を独断と偏見も入ってしまうかもしれませんが、
こちらのブログにて綴っていきます。

さて、今回の第ニ回目は「異文化理解に向けてより多くの視点で考える」です。

「異文化理解に向けてより多くの視点で考える」とは?

誰でも想定外の事が起こると
慌ててしまうことや焦ったりします。

その結果、ストレスを抱えたり、
普段できることができなくなることも少なくありません。

特に異文化環境下では
ビジネスをしていく際に、
如何に想定外を減らし与えられた環境に適応していくかが重要になります。

そのためには視点を多く持って考えてみることが有効な手段で、
想定外を減らしていく一つの処方箋になります。

・ 立場を変えてみる 
・ 外から見ると内から見る 
・ 時間軸をずらしてみる

「立場を変えて考えてみる」とは?

多くの視点を持つには、
「もし・・・だったら」がその基本形で、
様々な立場で物事を考えていくといったスタンスが有効です。

お客さんの立場で考える以外にも、
現地の責任者や株主だったら
地元で雇用される人だったら
その家族だったら
といった仮定で、
物事を考えてみるということになります。

「外から見ると内から見る」とは?

「外から見ると内から見る」とは、
外から見る→エティック(etic)」と「内から見る→エミック(emic)」の視点で考えてみるということです。

エティックとは「外から(距離を置き客観的に)見ること」。
海外から見たときに「日本はどんな国なのか?」、
海外で異文化体験をしたときに「日本ではどうだったのか?」と考えてみることです。

例えば、
外国の鉄道の車内アナウンスは駅名以外がまず無いということに気づいた時に、
日本では数分遅れただけでも駅に止まる都度説明が入る、
これはなぜなのだろうと考えてみることです。

一方、エミックとは「内から(参加者として)見る」ということになり、
自分のその一員として当事者として見ていく、というアプローチになります。

先程の鉄道の車内アナウンスも、
その国で自分が実際に生活を営んでいく際に、
この程度のアナウンスで十分だろうか?と考えてみることです。

「時間軸をずらしてみる 」とは?

「時間軸をずらしてみる」とは、切り口として時間軸を変えて考えてみることです。

現在はこんな感じだが、半年後はどうなるだろう?1年後は?と考えてみる。
逆に何でこうなっているのか?過去に何があったのか?といった歴史をひも解いてみることもこのアプローチです。

日本以外の国の情報は日本にいる限り、
流れてきてもかなり限定的です。

それゆえに半年間もその国や都市に関する情報を全く得ていない状態で、
半年後にその国や都市に行ってみると
「え、あそこもここも変わっている」
ということになります。

これはこれで仮説の立案力の強化といった副産物にもなりますが、
そもそも半年か1年であれば、その検証がすぐできるので結構楽しいものです。
(ただそれに気が付くためには、
かなりしっかり観る(見るでなく観る)といった本人の意識が入る必要があります。
意識が入っていないと、変わっていても全く気が付かないといったことになってしまいますので。)

おわりに

 異文化に触れることは楽しい体験だと思います。
そこで自由に思考を広げ仮説とその検証をおこなっていく
その結果として異文化への理解が深まる。

それをより速く有効にしていくために、
今回ご紹介した①立場を変えてみる ②外から見ると内から見る ③時間軸をずらしてみる
これらの「視点を多く持つこと、視点の変更」をあれこれやってみてはいかがでしょうか?

きっと新たな発見があり、それが結局は相互理解につながっていきます。

おわり

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