是非知っておきたい、英語での日付表記方法!

皆さまこんにちは、営業企画部のIです。
ニュース記事や、論文、報告書などで必ず出会うもの。
そう、「日付」。
今回は、英語における日付の書き方についてお伝えしたいと思います。
皆さまも一度はご経験あるのではないでしょうか?
一見わかっているようで、いざ読む時、書こうとする時に、
「あれ?この読み方でいいのかな?」
「この順番で書けばよかったかな?」
と、自信がなくなったりすることが…。
一言で英語といっても、
イギリス英語とアメリカ英語では日付の表記方法が異なります。
そのため、読み違いや、誤解の原因になってしまうことが意外とあるのです。
このブログが、今後英語に触れる機会のある方や、翻訳ご担当者様の参考となれば幸いです。
是非知っておきたい、英語での日付表記方法!
目次
イギリス英語の日付の書き方
それではまず、イギリス英語の日付の書き方について、
例として「2024年4月3日」の場合で見てみましょう。
日本語では「2024年4月3日」と、
「年」を先頭に書き、次に「月」を、最後を「日」とする表記方法です。
イギリス英語の場合には、逆に「年」を末尾にする書き方が使われます。
「3rd April 2024」
これをわかりやすく日本語で表現すると、「3日4月2024年」という感じです。
アメリカ英語の日付の書き方
今度は、アメリカ英語での表記を見てみましょう。
アメリカ英語の場合には、「月」、「日」の順番は日本語と同じで、
「年」を末尾にする書き方が使われます。
「April 3rd, 2024」
これを日本語で表わすと、「4月3日2024年」のような感じです。
「省略した書き方についても教えて?」
そんな声が聞こえてきた気がしますので、以下に共有させていただきます。
日本語でも日付を書く時に、スラッシュなどの記号を使って
「2024/4/3」と省略して表記することがありますが、
英語にも同様に省略形があります。
以下に、アメリカ英語を例としてご紹介します。
4/3/2024
4/3/24
4.3.2024
4.3.24
4-3-2024
4-3-24
一方で、ビジネスなどのフォーマルな資料などでは、
「日」を序数で表記したり、「月」をアルファベットで書いたりするのが一般的です。
アメリカ英語の場合には、日付の後にカンマを入れます。
April 3rd, 2024
April the 3rd, 2024
また、「月」のアルファベット表記は、
「January」は「Jan.」、「February」は「Feb.」といったように省略する書き方もあります。
この際、語尾には必ずピリオドを付けます。
Oct. 2nd, 2023
曜日の書き方については、日本語では「2024年4月3日 火曜日」といったように
末尾に書きます。
英語では逆で、「曜日」は頭に表記します。
アメリカ英語の場合は「曜日」の後ろにカンマを打ちます。
Tuesday, April 3rd, 2024
実際にどのように表記されているか?
では、現場では実際にどのように表記がつかわれているのか、見てみましょう!
日付表記を赤丸で囲いましたので、ご覧ください。
こちらはBBCニュースサイトの記事です。
(参考: https://www.bbc.com/future/article/20231206-the-coloured-stripes-that-explain-climate-change)
ニューヨークタイムズのサイトです。(参考: https://www.nytimes.com/)
曜日も記載されているパターンですね。
こちらは、Timeサイトです。(参考: https://time.com/)
では、つぎは何のサイトでしょうか?
ジャパンタイムスニュースに取り上げられている記事でした。
(参考: https://japannews.yomiuri.co.jp/sports/other-sports/20231211-155028/)
アメリカ英語の表記となっていますね。
外務省英語サイトの記事です。
(参考: https://www.mofa.go.jp/a_o/ocn/mh/pageite_000001_00028.html)
こちらも、アメリカ英語の表記でした。
番外編(その他の言語)
さて、これまで見てきた通り、英語での日付表記は、「日月年」、「月日年」の
大きく2タイプに分けられます。
さらに、日本語の「年月日」を含めると、どの言語であっても、
日付表記パターンは全部で3タイプということになりますよね。
では、英語以外の言語が母国語の国々では、
どのタイプの表記方法を採用しているのでしょうか?
調べられる範囲にはなりますが、番外編として、
多言語の表記順について以下にまとめてみました。
※表記する順番は同じでも、国によって日付の後にカンマが必要だったり、
特定のルールがあったりと、厳密には国ごとに差異があるようです。
中には、複数の表記タイプを採用している国もあります。
全ての国が単純に3タイプに分類できるわけではありませんが、
あくまで表記順だけで見た場合全体としてどのような傾向が
あるかという観点でご参照ください。
① 年月日(日本語と同じ順)
・中国、台湾、韓国、モンゴル、ハンガリーなど。
② 日月年(イギリス英語と同じ順)
・イギリス、アイスランド、イタリア、フランス、ドイツ、ロシア、オランダ、
ベルギー、チェコ、スイス、スペイン、ポルトガル、ブラジル、アルゼンチン、
コロンビア、チリ、インド、香港、オーストラリア、ニュージーランドなど。
③ 月日年(アメリカ英語と同じ順)
・アメリカ、ミクロネシアなど。
ヨーロッパやオセアニアの国々では、やはりイギリス英語と
同じ表記順がほとんどのようです。
アジアでは、日本語と同じ表記順が多いですね。
個人的に意外だったのですが、アメリカ英語と同じ表記順を
採用している国は、少ないようです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
英語の日付について、皆さんもだいぶ詳しくなられたのではないでしょうか。
日英翻訳をする際には、アメリカ英語、イギリス英語、
どちらのスタイルで表記するかを確認し、統一する必要があります。
特に「月」をアルファベット表記ではなく数字で書く場合は注意です。
イギリス英語で表記すべきところで、
「2024年4月3日」を「4/3/2024」と書いてしまうと、
読み手には「2024年3月4日」と誤った情報が伝わってしまい
ます。
各企業の翻訳案件のご担当者様へのご参考になれば幸いです。
日本翻訳センターでは、ニュース記事や、論文、報告書などの案件を多く対応しております。
みなさまのご要望に沿えるよう、ご相談も承っておりますので、
日本翻訳センターへ、是非一度ご相談ください。
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おわり
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