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豆知識 2024.03.08

是非知っておきたい、英語での日付表記方法!

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皆さまこんにちは、営業企画部のIです。

ニュース記事や、論文、報告書などで必ず出会うもの。
そう、「日付」。

今回は、英語における日付の書き方についてお伝えしたいと思います。

皆さまも一度はご経験あるのではないでしょうか?
一見わかっているようで、いざ読む時、書こうとする時に、
「あれ?この読み方でいいのかな?」
「この順番で書けばよかったかな?」
と、自信がなくなったりすることが…。


一言で英語といっても、
イギリス英語とアメリカ英語では日付の表記方法が異なります。
そのため、読み違いや、誤解の原因になってしまうことが意外とあるのです。

このブログが、今後英語に触れる機会のある方や、翻訳ご担当者様の参考となれば幸いです。

是非知っておきたい、英語での日付表記方法!

目次
1. イギリス英語の日付の書き方
2. アメリカ英語の日付の書き方
3. 実際にどのように表記されているか?
4. 番外編(その他の言語)
おわりに

1. イギリス英語の日付の書き方

それではまず、イギリス英語の日付の書き方について、
例として「2024年4月3日」の場合で見てみましょう。

日本語では「2024年4月3日」と、
「年」を先頭に書き、次に「月」を、最後を「日」とする表記方法です。

イギリス英語の場合には、逆に「年」を末尾にする書き方が使われます。
「3rd April 2024」
これをわかりやすく日本語で表現すると、「3日4月2024年」という感じです。

2. アメリカ英語の日付の書き方

今度は、アメリカ英語での表記を見てみましょう。

アメリカ英語の場合には、「月」、「日」の順番は日本語と同じで、
「年」を末尾にする書き方が使われます。

「April 3rd, 2024」
これを日本語で表わすと、「4月3日2024年」のような感じです。

「省略した書き方についても教えて?」
そんな声が聞こえてきた気がしますので、以下に共有させていただきます。

日本語でも日付を書く時に、スラッシュなどの記号を使って
「2024/4/3」と省略して表記することがありますが、
英語にも同様に省略形があります。

以下に、アメリカ英語を例としてご紹介します。

4/3/2024
4/3/24
4.3.2024
4.3.24
4-3-2024
4-3-24

一方で、ビジネスなどのフォーマルな資料などでは、
「日」を序数で表記したり、「月」をアルファベットで書いたりするのが一般的です。

アメリカ英語の場合には、日付の後にカンマを入れます。
April 3rd, 2024
April the 3rd, 2024

また、「月」のアルファベット表記は、
「January」は「Jan.」、「February」は「Feb.」といったように省略する書き方もあります。
この際、語尾には必ずピリオドを付けます。
Oct. 2nd, 2023

曜日の書き方については、日本語では「2024年4月3日 火曜日」といったように
末尾に書きます。
英語では逆で、「曜日」は頭に表記します。
アメリカ英語の場合は「曜日」の後ろにカンマを打ちます。
Tuesday, April 3rd, 2024

3. 実際にどのように表記されているか?

では、現場では実際にどのように表記がつかわれているのか、見てみましょう!
日付表記を赤丸で囲いましたので、ご覧ください。

まずは、イギリス英語での日付表記の例です。

こちらはBBCニュースサイトの記事です。
(参考: https://www.bbc.com/future/article/20231206-the-coloured-stripes-that-explain-climate-change

次は、アメリカ英語での日付表記が採用されている例です。

ニューヨークタイムズのサイトです。(参考: https://www.nytimes.com/
曜日も記載されているパターンですね。

こちらは、Timeサイトです。(参考: https://time.com/

では、つぎは何のサイトでしょうか?

ジャパンタイムスニュースに取り上げられている記事でした。
(参考: https://japannews.yomiuri.co.jp/sports/other-sports/20231211-155028/
アメリカ英語の表記となっていますね。

さて、最後はこちら。

外務省英語サイトの記事です。
(参考: https://www.mofa.go.jp/a_o/ocn/mh/pageite_000001_00028.html

こちらも、アメリカ英語の表記でした。

4. 番外編(その他の言語)

さて、これまで見てきた通り、英語での日付表記は、「日月年」、「月日年」の
大きく2タイプに分けられます。

さらに、日本語の「年月日」を含めると、どの言語であっても、
日付表記パターンは全部で3タイプということになりますよね。

では、英語以外の言語が母国語の国々では、
どのタイプの表記方法を採用しているのでしょうか?

調べられる範囲にはなりますが、番外編として、
多言語の表記順について以下にまとめてみました。

※表記する順番は同じでも、国によって日付の後にカンマが必要だったり、
特定のルールがあったりと、厳密には国ごとに差異があるようです。
中には、複数の表記タイプを採用している国もあります。
全ての国が単純に3タイプに分類できるわけではありませんが、
あくまで表記順だけで見た場合全体としてどのような傾向が
あるかという観点でご参照ください。

① 年月日(日本語と同じ順)
・中国、台湾、韓国、モンゴル、ハンガリーなど。

② 日月年(イギリス英語と同じ順)
・イギリス、アイスランド、イタリア、フランス、ドイツ、ロシア、オランダ、
ベルギー、チェコ、スイス、スペイン、ポルトガル、ブラジル、アルゼンチン、
コロンビア、チリ、インド、香港、オーストラリア、ニュージーランドなど。

③ 月日年(アメリカ英語と同じ順)
・アメリカ、ミクロネシアなど。

ヨーロッパやオセアニアの国々では、やはりイギリス英語と
同じ表記順がほとんどのようです。

アジアでは、日本語と同じ表記順が多いですね。
個人的に意外だったのですが、アメリカ英語と同じ表記順を
採用している国は、少ないようです。

おわりに 

  
                     
いかがでしたでしょうか?
英語の日付について、皆さんもだいぶ詳しくなられたのではないでしょうか。


日英翻訳をする際には、アメリカ英語、イギリス英語、
どちらのスタイルで表記するかを確認し、統一する必要があります。

特に「月」をアルファベット表記ではなく数字で書く場合は注意です。
イギリス英語で表記すべきところで、
「2024年4月3日」を「4/3/2024」と書いてしまうと、
読み手には「2024年3月4日」と誤った情報が伝わってしまい
ます。

各企業の翻訳案件のご担当者様へのご参考になれば幸いです。

日本翻訳センターでは、ニュース記事や、論文、報告書などの案件を多く対応しております。
みなさまのご要望に沿えるよう、ご相談も承っておりますので、
日本翻訳センターへ、是非一度ご相談ください。

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おわり

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