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翻訳発注時のヒント 2023.06.23

その翻訳会社は「レイアウト編集」まで対応してくれますか?

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皆さまこんにちは、営業企画部のIです。

本日は、翻訳作業後に必要となる「レイアウト編集」作業について、お伝えしたいと思います。

実は、わたしたち日本翻訳センターがお客様からご依頼いただく翻訳案件の中で、
翻訳作業だけで完了する案件は、なんと全体の50%以下
それ以外の案件はというと、翻訳作業+なんからのレイアウト編集作業が発生する案件なのです。

今後皆さまが、翻訳会社へ翻訳に加えてレイアウト編集の依頼を検討される際に、
今回の内容を参考にしていただければと思います。

その翻訳会社は「レイアウト編集」まで対応してくれますか?

目次
1. レイアウト編集とは?
2. 編集作業は大きく2種類
3. 最も多いのはWord、Excel、Power Point
4. その他Illustrator、InDesign
おわりに

1. レイアウト編集とは?

「レイアウト編集」がどんな作業を指すか、
また「レイアウト調整」、「付帯編集」など、どのように呼ぶかは、翻訳会社によって様々です。

ここでは「レイアウト編集」を、
翻訳作業をした後に、元原稿のレイアウトに沿って図表や全体の体裁を整える編集作業全般を指すこととします。

2. 編集作業は大きく2種類

編集方法は、原稿がどんなソフトでつくられているかによって、大きく2種類に分けられます。

1つ目は、
Microsoft社のソフトであるWord、Excel、PowerPointで作成されたファイルの編集です。

お客様からご依頼いただく原稿のほとんどがこのケースです。
特に日本では、官公庁、民間問わず、
ビジネス全般で最も多く利用されているソフトであるというのがその理由でしょう。

2つ目は、
Adobe社のソフトであるIllustratorやInDesignによる編集です。

これらは、デザイン作成の自由度が高く、特に印刷物を制作する場合等によく利用されています。

さて、それぞれを見ていきましょう。

3. 最も多いのはWord、Excel、Power Point

当社でも取り扱いの多いMicrosoft社のWord、Excel、PowerPointで作成されたファイルですが、
その中でも、WordとPowerPointのご依頼が最も多いです。

さて、編集作業はどのような場合に必要になるのでしょうか?

例えば、Word文書 1ページにおさまっていた日本語の文章を英語に翻訳すると、
1ページにおさまらず、2ページに渡ってしまうことがあります。

他には、日本語では表や枠内におさまっていた場合でも、英訳すると枠からはみ出してしまったりすることも。
これは、日本語から英語に翻訳すると、文字の分量が増えるためです。

そして、もともとのレイアウトが日本語をベースに作られていることも、編集が必要となる原因の一つです。
そのような時には、行間を狭めたり、文字を小さくしたり、図表自体の大きさや位置を調整する必要がでてきます。

また、PowerPointのスライドに画像が貼ってあるケース。
このような場合には、まず原文の文字を消して、上から訳文を載せます。
そして元原稿に近い形にレイアウトを調整していきます。
 
これらの作業はお客様側で実施いただくこともできますが、
原稿によってはかなり手間と時間のかかる作業となります。

4. その他Illustrator、InDesign

次に多いご依頼は、Adobe社のソフト、IllustratorやInDesignで作成された原稿の翻訳と編集です。

パンフレットやカタログ、会社案内などは、一般的に印刷物とすることを前提としているため、
凝った構成やデザインを作成することの出来る、これらのようなソフトを使用します。

このような編集作業は、一般的にDTP(DeskTop Publishing)と呼ばれています。

DTP編集作業の流れとしては、まずお客様から日本語版の元データをお預かりし、文章を翻訳します。
その後、翻訳文のテキストをデータに流し込み、最後に、体裁や細かいレイアウトを調整します。

これらの編集も、お客様側でソフトをお持ちで操作可能な方がいらっしゃる場合は、
ご自身で作業することも可能です。
しかし現実的には、多くの場合専用ソフトをお持ちでなかったり、操作に慣れている担当者がいないなど、
実施が困難なことも多く、翻訳会社へ作業をお任せいただくことが多いようです。

特に外国語版を作成する場合には、
文字化けしてしまうリスクや、文章の改行位置によっては意味が変わってきてしまう恐れがあります。

それに気が付かずに印刷してしまったら困ったことになりますよね。

もしもクライアントに提出するプレゼン資料が文字化けしていたら。
外国語版のマニュアルで、使い方の説明文の意味が違っていたら。

それでは、クライアントに信頼していただく、
外国のユーザーに正しい使い方で製品を使用してもらう、という、
本来の目的が達成されなくなってしまいます。

やはり外国語版は、ネイティブの方が見て自然な表記、仕上りに調整することが必要になってくるわけです。
お客様が担うそれぞれの案件を成功させるためには、
やはり良い翻訳だけでなく、よいレイアウト編集も大切になってくるのではないでしょうか。

もちろん、外国語版作成について、日本翻訳センターではしっかりとサポートさせていただいております。

DTP編集の後に、適切にレイアウトされているか、文字化けや文章として不自然なところは無いかを、
ネイティブの翻訳者にて確認する作業を実施しておりますので、安心してお任せください。

おわりに   

                     
いかがでしたでしょうか?

原稿によって、原稿を使用する用途によっては、
レイアウト編集が大切になるということが、お分かりいただけたかと思います。

特に、印刷目的やWebサイトに掲載する案件の場合は、
外注予定の翻訳会社がレイアウト編集まできちんと対応してくれるかどうかは、
お客様にとって検討不可欠なポイントとなるでしょう。

皆さまが依頼しようとしている翻訳会社は「レイアウト編集」作業まで対応してくれますか?
追加料金が発生しますか? 
納期に影響がありますか? 

是非、ご要望やご不明点を翻訳会社へ伝えて、どのように対応してもらえるかを、依頼前に確認してみてください。

日本翻訳センターでは、
お客様のご要望に沿ったレイアウト編集作業を承っています。

近年需要の増えている英語以外の多言語翻訳も、日本翻訳センターの得意分野です。
中国語や韓国語はもちろん、
タイ語、ベトナム語、インドネシア語などアジア向けの言語もよくご相談いただきます。
各言語のネイティブ翻訳者が、レイアウトのチェックまで対応いたします。

皆さまのご要望に沿えるよう、無料にてご相談も承っております。

日本翻訳センターへ、ぜひ一度お問い合わせください。

おわり

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