JTC社員のよもやま話

JTC社員のよもやま話 2022.05.13

5月 じゃなくても、五月病?!

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皆さまこんにちは、日本翻訳センター営業企画部のIです。
早いもので、新年度が始まってもう1か月半が経ちます。

① みなさん五月病にかかっていませんか?

早速ですが、みなさん五月病にかかっていませんか?

5月の連休明けの時期は、「会社に行きたくない」「学校に行きたくない」という人が多くなります。
学校でも、会社でも、ほとんどが4月に新学期、新年度をむかえて、新しい環境がスタートします。
新しい環境に適応しようと頑張ってしまって、1か月前後くらいが経ったころ、精神的な限界がきてしまう。
人によっては、元気がなくなったり、不安になったり、眠れなくなったりといった症状が出るケースもあるそう。
新しい環境への変化に対応するのって、大変ですよね。

そんな五月病ですが、なにも日本だけのものではないはず。
他の国や地域では、どんな事情なのでしょうか?

まず、海外では日本のように入社式を経て4月にスタート、というようなものはあまり一般的ではないようです。
また社会人は転職する人が多くいるため、仕事を始める時期は人によって違うのが普通。
そのため、日本のように気分が落ち込む時期と言えば5月、 というようなことはないそう。

② 落ち込む時期 その1

とはいっても、やはり人の気分は動くもの。

5月ではありませんが、気分が落ち込む時期は別の時期にありました。
以下では、海外編として、5月以外に気分が落ち込みがちな時期を少しだけシェアします。

一つ目は、夏休み。

欧州などでは、夏に1ケ月程度の有給休暇バカンス)をとることが多いです。
国によっては1年に1ケ月の有給休暇を取得することが法律で決められているところもあるそう。

7月や8月あたりにバカンスをとると、
休み明けの9月頃には、それまで休んでいた人は落ち込んだようになり、September bluesともいわれるとか。

日本でも夏季休暇がありますが、せいぜい1週間程度ですよね。
1週間でもなかなか休み気分が抜けないのはみなさんにも共感していただけると思います。
私は1か月も休んでしまったら元の状態にもどれるか自信はありません笑 

ちなみに、バカンス(Vacances)という言葉はフランス語ですが、
そのフランスでは最大5週間まで有給休暇が取得できることが法律で決まっており、
まとまった日数を一度に取得する必要があるそうです。

ドイツ、スペイン、ブラジルでは法律で30日間イタリアイギリスでも1か月弱とされているそうです。
スペインにおいては、結婚した場合には、別途15日間の有給休暇が取得できるとか。

夏休み長くてよいですね、ああ、うらやましい。
 

③ 落ち込む時期 その2

もう一つは、冬休み。

年末年始にも長い休みがあります。

多くの人々は友人や家族とクリスマスを過ごし、次にお正月をむかえ、
その後もパーティーなどをして、年始休暇を楽しみます。
国や地域によっても異なりますが、12月後半から1月中旬くらいまでお休みがあるところも多いようです。

やはり1月にはJanuary bluesと言われるような、休み明けの憂鬱が待っています。
日本でも年末年始休暇はありますが、これまた1週間程度ですよね。
日本はなんでこんなに休みが短いのでしょう。

なんだか今もう私まで気分がふさがってきました笑

その他、
韓国では日本と似ていて新年度が3月から始まるので、五月病に似たようなものがあるそうです。
ブラジルではサンバカーニバルが終わる2月後半~3月にかけて、カーニバルロスがあるとか。
全力でカーニバルの準備をして、全力で盛り上がって、終わって気分が落ちる。
お祭りが盛大なだけに、お祭りの後の寂しさも影響が大きそうです。

さて、長期休暇を満喫する海外と比べて休みが短い気がする日本。

どうしてでしょうか?

ちょっと整理してみましょう。

(1)そもそも祝日が少ない?

2020年で見ると、一番祝日の多い国はタイ23日、2位は中国21日
逆に少ないのは、イングランド8日、ドイツ9日なんていう国も。

日本は年間の祝日が17日あり、なんと世界3位。
祝日が少ないせいではないようですね。

(2)有給休暇の日数が少ない?

これについては、先程紹介した通り、30日間程度取得できる国がある中、
日本では勤務期間によって異なるものの年間20日間程度の有給休暇が取得可能(労働基準法第39条)。
少ない国は、アメリカ、メキシコの14日間。
確かにフランスやスペインと比べるとその日数は3分の2以下ですが、そこそこ確保できている気がします。


祝日も多くて、有給休暇もあるのに休みが短いわたしたち。
それなのに、なぜ日本は休みが短いのでしょうか?

もう皆さんお分かりですね。

大きな要因のひとつは、与えられている有給休暇をわたしたちが消化しない(できない)からと言われています。

しかし実際は
業務が忙しくて全ての有給消化や、まとまった有給消化など非現実的だ、という職場も多いのではないでしょうか。
上司が休まないから消化しづらい、そんな雰囲気じゃない、などの声も未だに聞こえてきます。

消化するには、職場環境や、職場の理解、風土など、色々な事情があるとは思いますが、
休みを取ることでの仕事への良い影響も忘れてはいけません。

まとまった休みを取ることで
気分転換リフレッシュでき、前向きになれたり、仕事のモチベーションがあがったり、
または旅に出ることでアイデアが湧いてクリエイティブになったり。

休みをうまく取り入れて、仕事や私生活へ良い影響をもたらすのは重要なことです。
バケーション文化は無くとも、長めの休暇もとれる流れができるといいですね。

みなさんの有給取得状況はいかがでしょうか?

(参照)
日本の祝日は少ない?世界と日本の祝日を比較!
世界で祝日が多い国
有給休暇取得率4年連続最下位に!有給休暇国際比較調査2019

④ 何でもよいので楽しめることをみつけて

環境に慣れる(休暇からの復帰も含めて)のが大変なのは、海外の方も同じなのですね。

五月病に限らず、環境の変化を感じることはわたしたちの日常の中にも多くなってきた気がします。
特にここ数年の世界規模の変化もその一つです。

そんな時は、睡眠、食事、運動の面で生活リズムを立て直すこと、
そして何か楽しいことを見つけてそれに向かう時間を少しでもつくるのがよいそうです。

周りの人に話したり相談したりしてため込まないように。
決して我慢せず、辛い時は無理しないでお医者さんに相談しましょう。

このストレス社会の中に生きるわたしたちですが、
なんとか楽しめることをみつけて、乗り越えていきたいものですね。
まずはこの五月病から…

最後までお読みくださりありがとうございました。
それでは、楽しい5月をお過ごしください。

おわり

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