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JTC ブログ 2021.05.07

越境EC、日本にとって一番大きな市場とは!

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皆さまこんにちは、営業企画部のSです。
日本の多くの企業・団体様では、4月から新年度が始まったかと思います。
スタートして約1か月が経ちましたが、いかがお過ごしでしょうか?
当社は10月が決算月の為、5月は折り返しの月となります。
ここまでやってきたことを見直して、これからの業務に落とし込んでいきます。

さて、今回のテーマは、
「越境EC、日本にとって一番大きな市場とは!」です!

新型コロナウイルスの感染拡大によって、
ヒト・モノの往来が制限され、経済の停滞が著しい状態にあります。
しかしそのような中でも好調なのが、「ECサイト」です。
経済産業省から出されている令和元年のデータをもとにして、その趨勢を読み取ってみます。

そして越境ECにご興味のある皆さまや、「これから始めたい!」とお考えの皆さまに、
少しでもヒントとなることをお伝え出来ましたら幸いです。

目次
・日本の越境EC輸出入の規模
・中国での日本商品の売れ筋
・越境ECで中国に商品が売れたら、次は送り状とインボイス
・アメリカでの日本製品の売れ筋

日本の越境EC輸出入の規模

下記は、【アメリカ、日本、中国の3か国の越境EC市場規模】を比較した図です。
アメリカ、日本、中国の3か国で、市場規模はいずれの国も上昇しています。
その中でも令和元年(2019年)伸び率が一番大きかったのが日本です。
アメリカ、中国を抑えて、「14.8%」の増加率でした。

引用元:
令和元年度 内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(経済産業省 商務情報政策局 情報経済課)

こちらのデータは購入額という事で、「日本の輸入金額」になります。
他国のモノの輸入も良いですが、少子化にあえぐ日本としては、輸出も伸ばしたい所です。
では、輸出の方はどうなっていたのでしょうか。

引用元:
令和元年度 内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(経済産業省 商務情報政策局 情報経済課)

上記の図は、【日本・米国・中国3か国間の越境ECの市場規模】を表した図になります。
日本は、中国へ「1兆6558億円」の輸出、アメリカへは「9034億円」の輸出をしています。
日本の輸出規模は、中国向け7.9%増、アメリカ向け9.7%増で、いずれにしても増加傾向にあります。

一方、日本も中国からの輸入額が20%近く上昇して312億円となっています。
伸び率はすごいですが、アメリカからの輸入額2863億円には遠く及びません。
この図から言えることは、
「日本人はアメリカからモノをたくさん買います。
逆に日本のモノを1番買ってくれるのは、中国になります。」

中国での日本商品の売れ筋

さて、日本から1兆6558億円もの輸入をしている中国の消費者は、越境ECでどんなものを購入しているのでしょうか。

引用元:
令和元年度 内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(経済産業省 商務情報政策局 情報経済課)

こちらは、【中国の方が越境ECで購入されている商品】のグラフです。
すべてが日本からの購入というわけではないですが、「化粧品・美容関連」がトップを占めています。
中国では、口紅王子なるインフルエンサーが登場するほどの盛況ぶりです。
やはり化粧品は大盛況のようです。

これらの商品を、中国人の消費者はどの越境ECから購入しているのでしょうか。

引用元:
令和元年度 内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(経済産業省 商務情報政策局 情報経済課)

上記の図は、【世界のECマーケットプレイス】を比較したグラフです。
世界の越境ECで断トツのシェアを占めるのが、
1位Taobao(タオバオ)、2位Tmall(ティーモール)の中国2強になります。
3位にアメリカAmazon、そして4位のJD(ジンドン)も中国ECです。
日本にとって魅力的で一番大きな越境ECは、中国のTaobao(タオバオ)という事になります。
2位も4位も中国のECサイト。とにもかくにも中国のシェアが圧倒的です。

中国の越境ECで商品を出品しようとすると、当然ですがアカウントが必要になります。
これがなかなかの参入障壁となります。

登録に必要なものが以下になります。

【必要なもの】
・銀行口座
・電話番号
・中国国内での住所
・身分証明書

などで、特に「中国国内での住所」が大きな障壁となります。

始めはまず越境ECで動きだして、
滑りだし好調であれば、現地に店舗で販売というのがセオリーかと思います。

ただ、この高い住所のハードルを解決してくれるサービスがあります。
このサービスを使うと、
中国現地での住所を持たずとも、越境ECに出品が可能です。

海外におけるEC販売プロジェクト(JAPAN MALL事業)

それがこちらジェトロ様(日本貿易振興機構様)の無料出品サービスになります。
簡単に申し上げますと、
すでに登録のある越境ECサイトのアカウントに商品出品を一緒にさせていただき、
その商品が売れたら手数料を支払うというサービスです。

中国越境ECは、参入障壁の高い分、先行者利益が大きくなるかと思います。
海外展開にご興味ある企業様は、引き続き要チェックしていただければと思います。

越境ECで中国に商品が売れたら、次は送り状とインボイス

商品が売れたら、中国へ向け輸送手配という流れですが、
意外と大変なのが、送り状とインボイスの作成です。

こちらも送付先の住所を、「中国語のアルファベット表記」で、記入が必要になります。
これは中国語を知らないとなかなか対応できません。

そんなときはWEBで、【中国語 ピンイン 変換】と検索してみてください。
様々なサイトでピンイン表記=中国語のアルファベット表記をしてくれますので、ご活用ください。
もし、変換に不具合があると商品が届かない可能性があるので、
「インボイスの受取人の電話番号」はお間違えのないように記載してください。

また送り状・インボイスの商品名も英語での書き方に困ることがありますよね。
そんなときは日本郵便様のHPに単語英訳例が出ていますので、ご参考ください。
内容品の英語訳・食品 – 日本郵便 (japanpost.jp)

これで書類は手配できます。

後は梱包も気をつけたいところです。
日本と違い、輸送物が手荒に扱われる事が多々ありますので、
梱包には十二分にご留意ください。

アメリカでの日本製品の売れ筋

一方、越境ECの売上3位5位に位置するアメリカのECサイトでは、何が売れているのでしょうか。
アメリカの消費者の方が購入しているのが、下記のグラフになります。

【消費者購入商品グラフ】

引用元:
令和元年度 内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(経済産業省 商務情報政策局 情報経済課)

中国とは違い、「衣服、靴、アクセサリー」を購入する傾向にあるようです。
英語圏への輸出ですと、
送り状・インボイスともに英語なので、先の中国語よりは簡単です。
ただ梱包に関しては、中国と同じように海外なので厳重な注意が必要になります。

そして、日本でも同じ動きがありますが、
やはり、WEBをどんな端末で使用するかに関しては、【スマートフォン】がPCを逆転し、主流になっております。
下記のグラフは、【端末利用状況】を表しておりますが、
【スマートフォンが主流の流れ】は今後もしばらく続くと予想されています。


引用元:
令和元年度 内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(経済産業省 商務情報政策局 情報経済課)

PCでのECサイトしかり、スマホでのECも、
限られたスペースでの競合他社によるPR合戦です。
画像へのテキスト書込みや、
短文で訴求をより高めるライティングは必須となります。

特に【海外のお客様に向けて訴求を高めるキャッチコピー】など、
当社日本翻訳センターが得意な分野になります。

日本が少子化の中、「海外展開は絶対に抑えておきたい」とお考えの企業様は、
是非一度ご連絡いただけますと幸いです。

こちらの記事が少しでも貴社のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

おわり

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