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コミュニケーション 2021.03.26

【JTC社員が考えてみた】
外国語コミュニケーションの今と昔

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皆さまこんにちは、
日本翻訳センターのSです。

今回のテーマは「外国語コミュニケーション」。
いろんな言語を操って世界中の人と話すこと、憧れます。

日々の生活でのコミュニケーション、上司や同僚、家族、友人と。
日本語ですら伝える事の難しさを体感するのに、外国語ときたら。

外国語を使ってのコミュニケーションは
「伝えたい」という思いが先走り、言語に加え、身振り手振り。

言語の壁を乗り越え、伝わった時の高揚感は格別です。

こんな「外国語コミュニケーション」に対して最近感じた事を
海外での体験を振り返りながら
私Sが書かせていただきます。

外国語コミュニケーションの今と昔

海外で、現地の人に、地元の道を尋ねられた事がありますか。

私はあります。

中国において、
それも1度や2度ではなく、
観光地に行くと毎度のごとく道を聞かれます。

日本の25倍もの広大な土地をもつ中国で、中国人に中国の道を。

中国っぽい恰好をしているわけでも、
中国人よろしく道端で落花生を食べながら歩いているわけでもないのに、です。

ただただ、そこにいるだけで道を聞かれます。

いや、知らないです、こっちが教えてほしいくらいです、ここへはどう行きますか。

不愛想に「知りません」と言えば、それですみます。
でもそれでは何か悔しいので、分かる限りの単語を並べて、答えます。

いや、単語だけ知っていてもどうにもならない、道を知らなければ。

地図を取り出し、
ご説明。
ご説明。
ご説明。

次は、もっとこう答えようかな。
そんなことを繰り返して、私の中国語は思いのほか上達していきました。

日本に帰ったら、どれだけの数の中国人が、僕に道を聞いてくるのだろう。

お任せあれ

中国語はだいぶ鍛えてきたし、
道なんぞ、どこまでも教えて差し上げよう。

何でも聞いておくれ。

それが、どうした事やら、
全くと言っていいほど、道を聞かれない。

それどころか声すらかけられないのです。
周りには多くの中国人が歩いているのに。

見ていたら合点がいきました。
皆、携帯に話しかけて機械翻訳で、道を確認していたのです。

便利な時代になりましたね。

どんな手段でも日本を楽しんでもらえればいいか、と思ったりもしましたが、
でも、せっかくだから日本をもっと楽しんでほしいですよね。

ワビ・サビ文化の奥深い日本を。

例えば、
室内の壁がくりぬかれていて、そこから見える綺麗な自然庭園、
それを含めた景色、いわゆる“借景”。

機械翻訳での字づらで理解するのと、
自身の目で体感するのとでは、
大きく異なる感動具合。

機械翻訳ではたどり着けない、人とのコミュニケーションで初めて知る、そんな異文化体験。
旅中でコミュニケーションがもたらしてくれる醍醐味ですよね。

便利な現代においても、
やはり、心の振れ幅を作り人生を豊かにしてくれるものは、
人とのコミュニケーションから生まれたりするな
強く感じた出来事でした。

おわり

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