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JTC ブログ 2020.12.02

【必見】
翻訳サイトを利用する際の上手な活用方法とは!

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営業企画部のN.S.です。

今回は「翻訳サイト」について、
・メリットやデメリット
・上手な活用の仕方
この2点を翻訳会社の目線からまとめてみました。

「翻訳サイト」とは何か?

そもそも「翻訳サイト」と言われてわからない方も多いかもしれません。
こちらをWEBで検索してみますと、
「インターネット上のサーバに機械翻訳エンジンを設置し、翻訳サービスを行うウェブサイト」
というのが一般的な認識のようです。

「機械翻訳」自体も少し前まではあまり聞きなれない方も多かったかもしれませんが、
昨今では、昔と比べても著しい進化を遂げた為、日常で利用されている方も多いと思います。

“忙しい!人手不足、猫の手も借りたいくらい!
翻訳見積を取る時間もない、少しだけなのですぐ知りたい!”

こんな時は「翻訳サイト」が非常に役にたちますね。
でも、便利とはいえ、やはり何事にもメリット・デメリットはあります。

今回はそんな翻訳サイトの利用メリット・デメリット
そして翻訳サイトの上手な活用方法をお話いたします。

1.翻訳サイトの利用メリット
2.翻訳サイトの利用デメリット
3.上手な活用方法とは!
4.最後に

1.翻訳サイトの利用メリット

まずメリットについてですが、何よりもまずその「早さ」です!
翻訳したい元の文章をコピー&ペーストするだけですぐに翻訳されます。
そして無料サイトが非常に多いですね!

少し内容を知りたいだけ
単語数個知りたいだけ
そのような時には非常に適しています。

また、外国語を翻訳する時に単語や例文の翻訳だけでなく、
そのほかの類似例文もあると、非常に使い勝手が良いと思います。

ぴったりの例文があれば、単語を入れ替えて使用するなど
汎用性の高い使い方もできますね。

数多くのサイトの中で、「辞書サイト」のようなサイトも翻訳と関連しています。
外国語の学習教材を販売しているアルクさんの「英辞郎」は例文もあり、とても参考になります。

英辞郎 on the WEB – 英和辞典・和英辞典 (alc.co.jp)

翻訳サイトは、目的にもよりますが、
スピード感やコストを重視するときに利用をすることでメリットが得られます!

2.翻訳サイトの利用デメリット

次にデメリットですが、こちらはやはり、「原文との意味の乖離」です。
意味の乖離には、構成・成り立ちの違いから生まれます。

言語には、見るだけで意味を理解できる「表意文字」と
単語を見ればその発音が分かる「表音文字」とがあります。

文字自体に意味があるものが「表意文字」で、
主にアラビア数字などが代表的に挙げられます。

アラビア数字=1,2,3…という表記になります。

例えば、
アラビア数字で「10」を各言語、様々な表現で表すことができます。

日本語では「十(ジュウ)」、英語では「ten(テン)」、ドイツ語では「zehn(ツェーン)」など様々です。

言語ごとに表現自体は様々なのですが、
元々アラビア数字で示した「10」という文字が表す観念・イメージはただ一つに定まることになります。

つまり、「10」を見るだけでみんな(どんな言語を使っている人でも)が意味を理解できる、
共通のイメージをもっているものになります。

一方、グローバルスタンダードの英語は「表音文字」です。
表音文字とは音声を媒介として意味を伝える文字です。

アルファベット文字は綴りが違えば、意味がまったく違うものになります。
「R」と「L」で意味が全く変わってきます。

見るだけで意味を理解できる「表意文字」と、
単語を見ればその発音が分かる「表音文字」

この2つを見てきた中で、日本語はどっちになるのかというとどちらでもあるといえます。

漢字は「表意文字」(ここでは紹介していませんが、表語文字とする場合もあります)で、
「ひらがな」や「カタカナ」は表音文字と、双方を織り交ぜて使用する言語です。

日本語(特に漢字)は見るだけである程度意味が理解できてしまうので
、語順にとても柔軟性があり、順番が入れ替わってもほぼ問題なく意味が伝わります。

【例えば】
・明日、図書館へ行く。
・図書館へ明日行く。

若干ニュアンスが変わりますが、日本語の強みと言えますね。

また日本語は語順の柔軟性ゆえに
「主語の省略」が頻繁に起こるのも特徴です。

表音文字を使用する英語などにおいては主語の省略をしないことが多いので
(くだけた会話やSNS他、使用場面によっては例外があります)、
「主語の省略」は現在の機械翻訳では対応が難しい点です。

「主語の省略」を意図していない言語と「主語の省略」が頻繁に起きている言語との間では、
機械翻訳が修飾・被修飾の関係を正しく読み取れず、
原文の意味を誤ってとらえてしまうことがあります。

【例えば】
下記のような日本語原文があります。
このカップのソーサーは、ゴールドのレリーフが少し大きめに作られた皿の淵に施されている。”

ある翻訳サイトで英訳するとこのようになりました。

今度はその英訳された文章を日本語へ翻訳してみると原文の意味と違った別の文章として、翻訳されてしまいます。

長文になり、修飾・被修飾の関係が曖昧なため、
誤って翻訳されているのです。

3.上手な活用方法とは!

翻訳サイトをより使いこなすには「日本語原稿を整える」必要があります。

原文を以下のように、修飾語の順番を変更し、文章を整えてみました。

このカップのソーサーは少し大きめに作られており、ゴールドのレリーフが皿の淵に施されている。

すると、下図のように原文どおり忠実に翻訳がされています。


主語の省略がないか
・修飾関係など分かりにくく長い文章になっていないか
このあたりが、気を付けたいポイントです。

しかしながら、ここまで注意しておいても、まだ足りません。

上述の2「翻訳サイトの利用デメリット」で申し上げた通り、
表意・表音の2種類が混ざった日本語はとても特殊な言語なのです。

表記方法にはひらがな、カタカナ、ローマ字とあり、
漢字などの表意(表語)文字と、ローマ字などの表音文字も混ざった複雑な言語として発達してきました。

そして、言語の構造と同時にハードルとなるのが「概念」です。

例えば、虹は2色という国もあれば、7色という国もあります。
もし小説の中で、この文章が出てきたら、そのまま訳すことはできますが、
その概念・文化の違いが気になって小説を十二分に味わうことが難しいです。

特に日本語の「オノマトペ」は非常に数が多く、約12,000語あると言われています。

【例えば】
しくしく泣く、雨がしとしと降る、ザーザー降るなど
同じ「水」がイメージできるものでも、様々で日本人でも説明が難しいですよね。

また、グツグツと、ゴツゴツ。
グツグツ煮て柔らかくしたい料理が、ゴツゴツになったら大変です。

冒頭の<猫の手も借りたい>を試しに翻訳してみます。
とても短い文章です。

いかがですか。
概念・文化は、機械には反映できません

4.最後に

ここまでまとめさせていただきましたがいかがでしたか。

翻訳サイトも活用次第で活かすことができますし、まだまだ伸び代もあります。

翻訳で迷われている方々に、今回の記事が参考になれば幸いです。

コロナウイルスが猛威を振るう2020年、この状況下であぶり出された事があります。
それは、それまで特別に意識をしていなかった「娯楽」「芸術」などの文化が生活を鮮やかに彩っていたという事です。
娯楽・芸術文化を自由に楽しめなくなってしまったことで
改めてその大切さに気付いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

またコロナ禍では、度々親書のご依頼をいただいています。
姉妹都市や、世界中にあるグループ企業の方をおもんばかる言葉の数々、
行き来は出来なくともコミュニケーションのお役に立てている事、とても誇らしく感じています。

これからも日本翻訳センターは、
機械では出来ない、私たちだからこそ出来る翻訳に尽力し
弊社の掲げるコミュニケーション・エキスパートとして、文化の伝達・想いの伝達に邁進してまいります。

また、弊社の翻訳や通訳の具体的なサービス内容など詳細についてはこちらをご覧くださいませ。

皆さまからのお問い合わせをお待ちしております。

おわり

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