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    ~この書類、「ちょっと違和感」あるなと、
    クライアントに思われないために~
JTC ブログ 豆知識 2026.03.06

英訳する際、フォントに気をつけていますか?
~この書類、「ちょっと違和感」あるなと、
クライアントに思われないために~

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皆さまこんにちは、営業企画部のIです。

皆さまはこのような経験はありませんか?
なかなか良い翻訳をしたはずなのに、
海外クライアントからの反応がよくない。
プレゼン資料を英訳したけど、自分でも何かが違う気がする。

その「何かが違う」の正体...
もしかすると「フォントの罠」かもしれません。

フォントは単なる表示の違いではなく、
英訳資料の印象を左右する、とても重要な要素の一つです。
言語によって適したフォントを選ばないと、
文字化け・不自然な太さ・詰まりなどが起き、
読み手に違和感を与えてしまうこともあります。

この記事では、翻訳会社のメンバーが日々遭遇する、
フォントに関する「失敗あるある」と、
英訳ファイルを自然で読みやすい仕上りにするコツを紹介します!

これを意識するだけで、資料の印象がガラッと変わりますよ。


英語資料でよくある「フォントの罠」
英語に適したフォントって何?
「文字化け・縮尺崩れ」がある場合の対処法
おわりに

 英訳資料でよくある「フォントの罠」

お客様から当社に届く資料、実はこんな問題を含んでいることがあります。
• 改行位置がおかしい → 英語なのに日本語の「句読点」で改行
• 日本語記号がそのまま → 「・」「※」「【】」が英語文に混ざっている
• フォントがバラバラ → 見出しは游ゴシック、本文はArial…統一感ゼロ
• 去年の翻訳を流用 → 追加部分だけ別フォントで、チグハグ

これらは、いずれも適切なフォントを選んでいないために起きた可能性が高いです。

なかでも頻繁にある事例がこちら。
「去年の英語部分はそのままでよいので、
追加の日本語部分だけ英訳してください」

というパターンのご依頼。
研修資料、内部規程などに多いご相談です。

「そのままでよい」箇所は、昨年既に翻訳済みということなので、
文字通りそのままにします。
むしろいじってもらったら困るという意図を含んでいることも多いためです。

でも、やっぱり気になってしまう。
少しおかしなフォントになっていることがあるのです。

また、フォントに問題がなくても、
改定翻訳する部分のフォントとの統一感や、
そもそもこの資料の雰囲気に合わないことも。

そうなると、読み手の印象を含めて、
翻訳物としての完成度も下がってしまうことにもなりかねません。

翻訳する時は、文法やスペルチェック、納期などに気を取られてしまい、
フォントにまでなかなか気が回らない。

社内翻訳者さんや、外注担当者さんは、お忙しい中ご自身で翻訳したり、
外注したりしているのですから、無理もないことです。

ご安心ください。
当社では、専任の翻訳コーディネーターが、
そのような細かい部分についても心配りをしており、
お客様側でのお手間や心配事にまるごと対応します。

 英語に適したフォントって何?


フォントは、言語が着ている洋服のようなもの。

資料の種類や雰囲気に合うフォント、つまりTPOに合っていると、
「素敵だな、似合っているな」。
合っていないと、
「かっこよくないな」とか、「少し違和感が」と感じたりします。

ここで一つだけ大事な注意を。
英訳したら、日本語フォントのままではなく、
欧文フォントに変えてくださいね!

日本語フォントだと、英文が太く見えたり、
詰まったりして、「和風すぎる…」雰囲気になってしまいます。

それでは、適したフォントとは何でしょうか。

産業翻訳全般でいうと、
厳密なルールがあるわけではありません。
しかし、英語圏で一般的に多くの人が
「自然だな」と思う標準的なフォントはあります。

無難に選びたいときは、こんな感じがおすすめです:
• 論文・手紙 → Times New Roman
• Web・カタログ → Helvetica
• プレゼン・メール → Calibri や Arial

これらの共通点は
✔ 可読性が高いこと
✔ 英語の文字幅・行間の設計に最適化されていること
✔ ビジネス文書で実績があること

では、なぜこれらのフォントが「自然だな」という印象を与えるのでしょうか?
理由はシンプルです。
長年、英語圏のメディアや公的な正式文書等で使われてきたフォントだからです。


読み手の目が慣れているため「自然だな」と感じやすく、資料崩れも起きにくい。

Times、Helvetica、Arial、Calibri は、可読性・安定性・互換性の面で
外さない定番として扱われています。

とはいえ、「これじゃなきゃダメ!」というわけではありません。
TPOやデザインに合わせて、フォントを選ぶのが良いでしょう。

ただし、投稿論文や行政への提出文書を翻訳する場合は、
個別にフォントが指定されていたり、
スタイルガイドでフォントやポイントが推奨されていることもあるので、
その指示に沿ってくださいね。

例① APAスタイル(心理学・社会科学の論文)のガイドラインでは、
Times New Roman 12pt や Arial 11pt が推奨されていて、
翻訳会社としても学術論文の案件ではこれを守るのが定番。

例② アメリカ合衆国連邦裁判所への提出書類では、
Courier New 12pt が必須のルール。

このような指定があるのは、
読みやすさや改ざん防止のためだそうです。
事前に提出先に確認しておくと、安心ですね。

なお、アメリカの代表的なスタイルガイドには、
『シカゴ・マニュアル・オブ・スタイル』(The Chicago Manual of Style)という、
シカゴ大学出版局から出版されているものがあります。

もう少し詳しく・・・という方は、
ぜひチェックしてみてください。

 「文字化け・縮尺崩れ」がある場合の対処法

ここからは、フォント以外の要素も含む話になります。
例えば、PDFをWord変換して、テキストを修正する場合があります。

そんな時によくある現象として、このようなことがあります。
• 文字の倍率が変わり、小さく/大きくなる
• 行間が 詰まりすぎ/開きすぎ
• フォントが勝手に置き換わる(例:游ゴシック → MS ゴシック)
• 文字化け(特に特殊記号)
• おかしなところで改行される

ご自身で対処するなら、次のような手順でしょうか。
・Wordファイルで、フォント変更
・倍率変更
・行間を自然な間隔に調整
・文字サイズは10pt以上に変更
・最終チェックは印刷プレビューで
などなど、調整・チェックはなかなか面倒ですね。

しかし、このような調整をしないと
フォントがおかしいケースと同様、
書類の見え方がおかしいまま
となってしまいます。

ここはやはり完成度を上げたいですね。

このような時、翻訳会社にお任せいただくと完璧になります!

当社では、このような細々した作業もまるごと対応いたします。

 おわりに

いかがでしたでしょうか?

フォントは翻訳の「仕上げ」そのもの
フォントは資料の第一印象

英語・用途に合ったフォントで、ネイティブの方々から見ても、

完成度の高い、自然な仕上りにもっていきましょう。

「自分で直すのは面倒…」という方は、翻訳会社に丸投げが一番です!

これまで日本翻訳センターでは、多くの企業様の外国語版、
多言語版資料の作成をお手伝いしてまいりました。
外国語版を作成される企業の皆様のお役に立てれば幸いです!

日本翻訳センターへ、ぜひ一度ご相談ください。

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おわり

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