豆知識

豆知識 2023.09.22

2023年「海外からの観光客事情」は?

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皆さまこんにちは、日本翻訳センター広報担当Mです。

ようやく暑さが落ち着いてきたかなと、
ふとあたりをうかがうと、夕方の音はすっかり秋となっていました。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今年の夏は
海外からの観光客を多く目にしました。

場所と時間によっては、
日本在住の方より海外の観光客の方が多いのではと感じるくらい、
活気が戻ってきて嬉しく感じています。

本日はこの「海外からの観光客」についてお話を。

2023年「海外からの観光客事情」は?

目次
1. 2023年、海外からの観光客数は?
2. 2023年、どの地域からの訪日が多いのか?
3. 海外からの観光客はどのように情報収集しているのか?
4. おわりに

1. 2023年、海外からの観光客数は?

2023年に入る前、2022年の後半頃から
インバウンド関連」のご相談を多くいただいておりました。

海外からの観光客を受け入れるにあたってよく使用される資料の多言語展開
観光ガイド、観光マップ、観光案内、HP等々

多言語資料が活躍する機会、
海外からの観光客の数はだいぶ増えた感覚はありますが、
実際、来日された海外の観光客の数はどうなっているのでしょうか。


出典:データ一覧 | 日本の観光統計データ (jnto.go.jp)

2023年の6月までの上半期ですでに1000万人を超えていて、
これは新型コロナの感染が拡大する前の2019年以来の4年ぶりとのことです。

感覚ではなく実際に多くの方が海外から来てくださったようですね。

ここにはまだ夏休みの訪日客数が入っていないので
2023年内でどこまで伸びるか、
実際に回復傾向にあるようで期待大です。

2. 2023年、どの地域からの訪日が多いのか?

ここで気になるのは「どの地域からの観光客が多かったのか」


出典:データ一覧 | 日本の観光統計データ (jnto.go.jp)

1位韓国、2位台湾、続いて3位にアメリカ、4位香港、5位中国でした。

日本でも取り組んでいるインバウンド対策の多言語対応において
英語、中国語、韓国語の3言語は街中でも多く見られるようになったように、
これらの言語を使用する地域からの訪日は
やはりトップ5に入っているのですね。

ここで気になる点を2つ

1つ目
2位と4位と5位にあがっている台湾香港中国について。

上記の地域において、
使用されている言語は同じ「中国語」と括られることが多いようなのですが、
実は「簡体字」と「繁体字」で違う言語となります。

簡体字中国本土、シンガポール、マレーシアなど、
繁体字台湾、香港、マカオなど、
使用されている地域が異なっています。

同じ漢字で構成されているので同じと思われがちですが、
単語や言い回しが異なることが多いので、
そちらの表記も変え、適切な言語での表現が望ましいところです。

簡体字と繁体字について、
詳しくは以下で紹介していますので、気になった方はご確認くださいませ。
【よくあるご質問シリーズ】「中国語?簡体字?繁体字?」 | 日本翻訳センター (jtc.co.jp)

お次、
気になる点の2つ目

上記のグラフではやや見にくいのですが、
6位にはタイ、7位にはベトナムと続いています。

こちらの国々は特に訪日客数が増えている地域です。

タイやベトナムで使用される言語はタイ語ベトナム語なのですが
街中でよく見る多言語表記の英語、中国語、韓国語とは遠い言語のため
これらの言語についてはもっと受け入れ体制を強くしたいところです。

自分の地域の言語で表記してあると
「受け入れられている」感が少しアップ

そのちょっとした「受け入れられ感」「歓迎されている感」の追加が
「また来たい」と感じていただける、
次の訪れ、リピート訪問に繋げる大切な工夫になると考えています。

日本翻訳センターのアジア言語、東南アジア言語の取り扱いについてはこちら
アジア言語、東南アジア言語の取り扱いについて | 日本翻訳センター (jtc.co.jp)

3. どのように情報収集しているのか?

インバウンド対策でいただいていたお問い合わせで
最近特に増えてきたと感じる分野があります。

それはSNSや動画に関するものです。

海外からの観光客を受け入れる、もしくは訪問を増やすために用意する多言語資料として、
観光ガイド、観光マップ、観光案内、HP等々がありますが、
SNSや動画はこれらに追加した集客方法として取り入れられているようです。


参考:訪日外国人の消費動向 訪日外国人消費動向調査結果及び分析2023年1-3月期 報告書 (mlit.go.jp)

実際に訪日される観光客がどのように情報を仕入れているか
その分析が上記グラフになります。

ホームページやパンフレット、ガイドブックがダントツに多いイメージだったのですが、
最近ではSNSや個人のブログ、動画サイト
また親戚、知人等の紹介や口コミから情報を仕入れる方のほうが多いようです。

そのため集客の段階でも
SNSや動画を活用し、かつそちらでも多言語で対応をして
「受け入れてる」「受け入れたい」と感じてもらえるように工夫しているのでしょう。

実際私自身も
全く言語のわからない地域に旅行に行くのであれば、
完璧な言語対応までは期待していなくても
「受け入れたい」という姿勢で取り組んでいる方を選びたくなるかと思います。

挨拶やよく使うフレーズ、よくある質問などは
あらかじめ多言語での一覧にしておくと
外国語対応の一環としてスムーズに取り入れられるのではないでしょうか。

相手の言語で挨拶をしたり、
短いフレーズで対話を試みてみたり、
打ち解けるきっかけにすることもできます。

またその「受け入れたい感」がうまく伝わったとしたら、
リピート訪問、もしくは紹介や口コミとなって
新たな集客へ繋がると感じています。

4. おわりに

いかがでしたでしょうか。

本日は最近の「海外からの観光客」について取り上げてみました。

もう少し対応言語を増やして多言語対応を強化したい、
SNSや動画にも力を入れてみようかな、と
感じていただけましたら幸いです。

日本翻訳センターでは
英語、中国語、韓国語…
簡体字、繁体字、
またタイ語、ベトナム語ももちろん対応可能です!

SNSや動画、字幕テロップ対応も可能ですので、
「受け入れ感」UPをご検討でしたら
ぜひご連絡、ご相談くださいませ!

お待ちしております。

おわり

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