JTC社員のよもやま話

JTC社員のよもやま話 2022.06.24

夏の素敵な贈り物✨

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夏の素敵な贈り物✨

皆さまこんにちは、日本翻訳センター総務担当Mです。

梅雨のさなかですが、いかがお過ごしでしょうか?

雨が続くと憂鬱な気分になる時もありますが、
太陽が燦々と降り注ぐ夏本番前の静かな雨の一時に、
風情を感じつつゆっくりおうち時間を楽しむのも良いものですね。

さて、5月下旬頃から、
私は毎日郵便受けを開け、あるものが届くのをそわそわと待っております。
それは百貨店やスーパーから届く「お中元ギフトカタログ」です。

皆さまご存知のとおり、近年のお中元カタログは、
全国津々浦々の老舗の特産品から食料品、スイーツ、ドリンク、日用品など、
まるでカタログ自体がデパートそのもの
そして、その中から自分へのご褒美を選ぶのが、私の毎年の恒例行事です。

…ん??

いや、ちょっと待ったー!!

そもそもお中元は日頃お世話になった方に感謝の気持ちを込めて贈るもの。
自分に送ってどうするんだ?と自問自答しつつ、
そう言えば、今まで深く考えた事がなかったけれども、
「お中元という風習はいつ、どこから始まったのだろう?これは日本だけのもの?」等
色々気になってきましたので、
お中元にまつわるあれこれを調べてみました。

~お中元の語源・由来~「語源由来辞典」より

お中元の「中元」は、
道教(儒教とともに中国古来の宗教)の習俗「三元(上元・中元・下元)」のひとつで、
旧暦7月15日のことである。(上元は1月15日、下元は10月15日)

道教では中元を人間贖罪(しよくざい)の日として、
一日中火を焚いて神を祭る盛大な祭りが行われたものが、
仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ。旧暦の7月15日を中心に、祖先の冥福を祈る仏教行事のこと。
現在では「お盆」と呼ばれることが多い。)」と混同され、
お中元は祖先の霊を供養する日となった。

江戸時代以降、お中元に親類や知人が往来し、お盆の礼として贈り物をする風習が生まれ、
お世話になった人に贈り物をする習慣へ変化していった。

なるほど…

お中元は、
中国古来の道教日本の仏教の文化が次第に混ざり合い、
江戸時代以降6月下旬頃から8月中旬頃にかけて(地域によって異なる)、
お世話になった方や目上の方に
感謝の気持ちを込めて贈り物をするという風習に変化していったものだったのですね。

ところで、
多言語・異文化をつなぐ『コミュニケーション・エキスパート』である
日本翻訳センターの従業員として更なる疑問。

「海外にもお中元のような風習はあるの??」

調べてみたところ、
欧米にはお中元などの習慣はなく、
お世話になった方や仲の良い人に御礼を伝えるには品物を贈る代わりに、
クリスマスカードやバースデーカード等で気持ちを伝える事が多いそうです。

当社へも12月になると
アメリカ、カナダ、イギリス在住等の翻訳者・通訳者の方々から可愛らしいクリスマスカードが届き、
従業員一同happyな気持ちになります(^^♪

また中国では、
中秋の名月の頃(9~10月頃)に「中秋節」と呼ばれる人々が毎年伝統的にお祝いする日があり、
その際に親しい方やお世話になった方に「月餅」を贈る習慣があるそうです。
お世話になった方に贈り物をするという点では少し日本のお中元と似ていますね。

ここまでお中元についてちょっと詳しく調べてみましたが、
贈り物や月餅、カードなど手段は違うけれども、
お世話になった方に感謝の気持ちを伝える風習が世界中にあるというのはとても素敵な事だと思いました。

そういう意味では、
バレンタインの「ご褒美チョコ」のように、
日頃頑張っている(?)自分へ感謝の気持ちを込めて
ご褒美のお中元」を贈り労うというのもありかなと思います。

そういう訳で、
数あるお中元ギフトカタログの中から、今年は「アイスクリーム」をご褒美として自分宛てに注文し
届くのを心待ちにしている今日この頃です。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

おわり

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