JTC ブログ

JTC ブログ 2020.10.23

よくあるご質問シリーズ「中国語?簡体字?繁体字?」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

皆さまこんにちは、日本翻訳センター広報担当Mです。

ついこの間まで半袖を着ていた気がしますが、
もうすっかり寒くなって10月も後半、来週はハロウィンですね。
今年は昨年とはまた違ったかたちでの楽しみ方になりそうですが、
新しい方法を見つけて楽しみたいと思います。

さてさて本日は「よくあるご質問シリーズ」のコーナーより
「中国語」について紹介いたします。

英語の次にお問い合わせの多い言語「中国語」。
実は大変奥が深く、
様々な種類や分け方があることをご存知でしょうか?

分け方その1:書き言葉

「簡体字」「繁体字」の表現をお聞きになったことがありますか?
こちらはいわゆる「書き言葉」での分け方になります。
一般的に翻訳をするような文書の場合、
書いてある書類になりますのでこちらの分け方を多く使います。
(「中国語、簡体字でお願いします」のように使います)

もう少々深掘りまして、
ではこの「簡体字」「繁体字」は何が違うのでしょう?

  ↓  ↓  ↓

使われている主な地域字体が違います!

簡体字 → 中国大陸、シンガポール、マレーシア
旧来の複雑な漢字の画数を減らし、簡略化した字体。

繁体字 → 台湾、香港、マカオ
画数の多い複雑な漢字が含まれる伝統的な字体。
(書けたら嬉しくなりそうな漢字が多いです!)

なおこの簡体字と繁体字、見た目の違いはあれど同じ中国語。
「簡体字⇔繁体字の字体を変更すれば同じ文章で問題ないかな」と思われがちなのですが、
実は国や地域によって、単語や言い回しが異なることが多いのです!

大きく違う例をいくつか挙げてみました。

日本語 簡体字 繁体字
中国 シンガポール マレーシア 台湾 香港・マカオ
タクシー 出租车 德士 計程車 的士
インターネット 互联网 網際網路 互聯網
弁当 盒饭 便当 便當 飯盒
ニュージーランド 新西兰 纽西兰 紐西蘭
ラオス 老挝 寮国 老挝 寮國 老撾

簡体字と繁体字、字体を変えただけは通じなくなる可能性があるかもしれないのですね、
要注意です!

分け方その2:話し言葉

「北京語」「広東語」の表現をお聞きになったことありますか?
こちらはいわゆる「話し言葉」での分け方になります。
口語に多く、日本でいう「方言」のようなものにあたります。

方言のようなものになりますので、
違いは使われている主な国や地域
またそれに加えて字体も変わってきます。

先ほどの簡体字と繁体字を絡めますが
例えば、ご依頼の際にいただく表現の「広東語」、
こちらは香港やマカオで多く使われていて、書き言葉は繁体字となります。

ちなみに「広東語に翻訳をしたい」とした場合、
使用している字体は繁体字なので、「繁体字に翻訳と」としてしまうのはもったいないんです!

上の例を見てみると、同じように繁体字を使っている台湾とは異なる点がありますね。

ですので、同じ繁体字でも「香港向け」「台湾向け」とお伝えいただけると
より伝わる表現で翻訳も仕上がりますよ!

いかがでしょうか?

ざっくりと説明はしてみましたが、
お伝えいただく際はどちらの地域向けかさえわかれば問題ございません、
JTCでは簡体字・繁体字どちらも翻訳することができますので是非お気軽にご相談くださいませ。

ちなみに余談ですが
簡体字と繁体字を英語で表現すると
簡体字→Simplified Chinese 繁体字→Traditional Chinese
となりますよ。

このような情報発信を今後も企画しておりますのでお楽しみに!
それでは本日はこちらにて。

おわり

  • このエントリーをはてなブックマークに追加