AI翻訳を使うと危険?
御社のマーケティング翻訳は大丈夫ですか?

皆さまこんにちは、営業企画部のIです。
海外のウェブサイトやパンフレットで、「この日本語、変だな」と感じたことはありませんか?
ネットショップの商品説明に不自然な漢字が混ざっていて、購入するのをやめた経験は?
これらは、おそらくAI翻訳によるものでしょう。
顧客として「この会社、信頼できる?」と不信感を抱いてしまいますよね。
この記事では、AI翻訳でマーケティング翻訳に頼らない方がよい理由を、具体例を交えて解説。
無駄なコストを抑えつつ高品質な翻訳を目指す担当者の方、必見です!
目次
AI翻訳の向き不向き
AI翻訳は、社内文書や簡単な文章の翻訳には、手軽で便利です。
Google翻訳やDeepLなどの進化で、わかりやすく事実のみを伝えるタイプの文書については、業務効率化に貢献している面もあるかと思います。
しかし、小説や詩のような文芸翻訳は感情やニュアンスが重要となりますが、
AI翻訳ではやはり人間ならではの自然な表現をすることは、今のところ難しいようです。
そして実は、マーケティング翻訳も同様に、AIには不向きなことをご存知でしょうか?
マーケティング分野の文章は、キャッチコピーや提案資料だけでなく、
ウェブサイトの英語ページや、商品パンフレットに至るまでとても幅広いです。
ネイティブの方に対する、文化や慣習への理解や、自然で適切な表現が求められる分野でもあります。
これらを無視してAI翻訳してしまうと、不自然な翻訳文となり、
知らず知らずのうちに、御社の企業イメージ低下にもつながることがあります。
実は海外マーケットから不信感を抱かれてしまっていた、ということにもなりかねません。
実際に英語ネイティブの方が日本企業の英語サイトを見ると、
「ああ、AI翻訳だろうな、ちょっとおかしいな」と思われるケースが、少なくないようです。
こんな資料に、AI翻訳を使っていませんか?
海外向けに発信する英語は、御社のブランドイメージに、直接影響を及ぼします。
以下のような文書をAI翻訳してしまっていませんか?
・キャッチコピーやスローガン: 製品やサービスの魅力を一言で伝えるフレーズ。
・提案資料: 海外クライアントを説得するプレゼン資料。
・商品説明: 製品の価値を伝えるパンフレットやカタログ、チラシ。
・ウェブサイトの文面: 企業の信頼性、魅力を示すコンテンツ。
・SNS投稿や広告コピー: ターゲットに直接訴求するメッセージ。
これらは、顧客に、御社のサービスや商品の魅力を伝えるためのもの。
それだけでなく、読み手にとって、文化的ニュアンスが考慮され、自然で適切な表現であることも重要です。
AI翻訳では、繊細な要素を理解した上での翻訳が適切にできないこともあり、
文脈を無視した英訳がされた場合、読み手側に不信感を抱かれる可能性があります。
これはまずい…AI翻訳の失敗例
AI翻訳がマーケティング翻訳でどんな失敗を招くか、具体例で確認しましょう。
日本語→英語を挙げていますが、失敗のポイントを理解して頂きやすくするため、
英語→日本語の例も併せてご紹介します。
■例1: 直訳すぎるキャッチコピー
問題点: 「切り開く」が「Cut open」と直訳され、攻撃的な印象に。
英語ネイティブには奇妙に思える。
逆の例(英語→日本語):
問題点: 直訳的で硬く、魅力がない。
ポイント: 日本語らしい詩的な雰囲気と、自然な語順に。
■例2: 平凡な商品紹介
問題点: 「彩りを加え」が「add color」と直訳され、詩的なニュアンスが消滅。
逆の例(英語→日本語):
問題点: 「変形する」は機械的で魅力なし。
ポイント: 日本語らしい詩的で、自然な表現に。
■例3:躍動感に欠けた提案コピー
問題点: 「無限に」が「infinite」と直訳され、誇張的で不自然。
逆の例(英語→日本語):
問題点: 「解錠する」は直訳的で硬く、ビジネス文脈には不自然。
ポイント: 力強さと可能性を感じさせる、自然な表現に。
もし、海外企業から「あなたのビジネスの潜在力を解錠する」と書いてある日本語の資料が届いたら、
「この会社、信頼できるかな?」と不安な気持ちになるのではないでしょうか?
AI翻訳後にチェックすれば? しかし…
でも、こんな疑問が浮かびませんか?
「じゃあ、AI翻訳した後に、人間がチェックすればいいのでは?」
ところが、マーケティング翻訳の場合、チェックだけで済まない場合がほとんどです。
確かに、平易な文章や、定型的な資料であれば、AI翻訳したあとに、
MTPE(機械翻訳のチェック)を実施することで、翻訳の品質を高めることができる場合もあります。
しかし、ご紹介した通り、マーケティング翻訳の場合は、
文化的ニュアンスや、文脈を考慮した自然な表現が求められ、
且つネイティブ話者であるターゲット層にとって魅力的に感じる文章を作らなければなりません。
また、チェック担当者が英語圏の文化やビジネス慣習を熟知していないと、
誤訳を見逃すリスクも。
しかし、AI翻訳にはそこまでの要求に応えることができません。
AI翻訳後の修正には、想像以上の時間とコストがかかることが多く、
「最初からプロに依頼すればよかった」となるのは典型的な失敗例と言えます。
信頼を勝ち取るなら、プロの人手翻訳を
英語ネイティブ向けの提案資料、商品説明、ウェブサイトは、ブランドイメージを築く鍵。
文芸翻訳だけでなく、マーケティング翻訳もAIには不向きです。
確かに手軽で便利ですが、使い道に注意したいものです。
プロの人手翻訳なら、以下のことが可能です:
• 文化的背景やニュアンスを理解し、現地のターゲットに響くトーンや表現を考慮。
• ブランドの価値観を反映し、一貫性のあるメッセージを作成。
• 自然で魅力的な翻訳で、顧客や取引先からの信頼を構築。
御社でも、AIで英訳した英語を掲載したけど、品質は大丈夫かな?と少し心配しつつも、
結局は、そのままになっているケースがありませんか?
一見、きちんとAIで翻訳されているように見えても、英語ネイティブの方はそう思っていないかもしれません。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
マーケティング翻訳って、意外と繊細なんだ、ということが、お分かりいただけたのではないかと思います。
「実は、うちでは、今までAI翻訳した英語を掲載してきてしまいました」
そんなご担当者様がいても、大丈夫、ご安心ください。
これを機に、日本翻訳センターが、
プロの人手翻訳による翻訳で、ネイティブの方から見て自然で魅力的な英訳に刷新するお手伝いをいたします。
マーケティングご担当者様にとって、最も大切なのは戦略立案や企画に注力する時間です。
しかし、翻訳に時間を取られると、本来注力すべきコア業務が後回しになってしまいますよね。
そんな時、翻訳会社を活用することで、業務に集中できる時間を確保していただけるのではないでしょうか。
是非、新たな海外顧客との取引を広げていってください!
日本翻訳センターでは、マーケティング翻訳をはじめとした、大企業・中小企業の海外向け資料のサポートをしております。
もちろん、お見積りやご相談は無料です。
日本翻訳センターへ、是非一度ご相談ください。
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